呼吸器内科

Pleural effusion Tuberculosis
(胸水・結核)

胸水
胸水には滲出性と漏出性があります。
滲出性には毛細血管からの滲出、胸膜リンパ管系の通過障害で発症する胸水です。
原因は感染性の炎症、結核、肺癌、自己免疫性疾患に多く合併しています。
漏出性は毛細血管圧の上昇、血中アルブミンの低下。
原因は、心不全、低アルブミン血症による血漿浸透圧の低下、肝硬変、腎機能障害によるものです。
結核
結核は結核菌(マイコバクテリウム属)の感染にて発症することが多いです。
胸部レントゲンで不明な場合、胸部CTによる診断、また採血では、クオンティフェロンにて
陽性か否か診断できます。もちろん治療可能です。ただし隔離入院が必要になります。
ECG波形による区別P波(心房性波形)QRS波、(心室性波形)T波(心室性波形)ST波(心筋虚血性波形)
などです。これらにより上室性期外収縮、心室性期外収縮、虚血性心疾患の診断の一つになり得ます。